【日  時】 6月29日(月)10:30〜12:30
【場  所】 浦和コミュニティセンター第15集会室
【参加者】 生協ネットワーク協議会委員56人・他8人

講 座
テーマ: 「核兵器廃絶に向けた世界の流れと今私たちにできること」
講 師: 肥田 舜太郎氏(埼玉県原爆被爆者協議会会長)

<概要>
 今日は命について簡単に解り易い話をします。男も女も体の中は同じです。一つひとつの細胞は生きようとします。それぞれの細胞がそれぞれの役割を果たしながら毎日毎日生まれています。医者の所へはどこか具合の悪い人が来ますが健康な人は来ません。医者は皆さんの病気を治せるわけではなく本来の治癒力をサポートするだけです。病気を治すのには病気になるまでにかかった時間以上の時間がかかります。

 今、広島市の小学生の4割が原爆投下を知らず、原爆を落とした国を知らない子どもも4割います。戦後7年間、被爆者は原爆について公言することは処罰の対象になることから出来ず、医者に行くこともできませんでした。こうして被爆者の問題は日本国民の意識から消えていきましたが、就職や結婚の時に障害となり、被爆者の生活は没落するような社会構造がつくられました。

 また、昭和29年にはアメリカのビキニ沖での水爆実験によって、第五福竜丸が死の灰を浴び、またマグロが食べられなくなったことを日本国民が怒り、運動となって被爆者手帳ができました。現在被爆者は25万人生存していますが、まともな生活を送ってきた人はいません。一昨年の大阪の裁判での(原爆症認定集団訴訟)勝訴後、裁判は全て勝訴しています。ところが被爆による被害を認めない日本政府とアメリカのアナウンスにより体内被ばくの恐ろしさが世界には伝わっていません。

 6月26日放映のNHKニュースにおいて長崎大学に保存されている被爆した内臓からまだ放射線が出ていると報道されました。今生き延びている患者の体内でも放射線が出続けています。放射性物質の半減期は非常に長いのです。