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国際協同組合年と生協の役割〜研修会報告

【日   時】
3月15日(木)10:30〜12:40
【場   所】
さいたま共済会館402
【参加者】
43人
【講   師】
富沢 賢治氏(聖学院大学大学院教授・国際協同組合年実行委員会委員協同組合憲章検討委員会委員長)

主催者あいさつ(岩岡埼玉県生協連副会長理事)

生協らしさは、助け合う組織であること、これを強めて行くことが、生協が役割を発揮し、地域社会に貢献していくことと思います。本日の講演により、生協に関わっていること、生協で取り組んでいること、生協で働いていることが、みなさんの自身と誇りにつながっていくことを願っています。

研修会要旨

はじめに、世界の人口を100人と仮定した場合の「貧困度・大学進学者数・文字が読めない人の数・1日1ドル以下で生活している人等」の推定数と現実の数との誤差を認識するアイスブレークを行ないました。

国連が、協同組合を高く評価する背景に1980年代以降の世界的規模での貧困と格差の拡大があります。

貧困問題を解決するためには、大企業に依拠する経済成長だけでなく、地域社会に根ざす住民の自主的な互助組織としての協同組合の発展を支援する必要があるという認識が、一般化していきました。

国際協同組合年の基本的な目的は、協同組合についての社会的認知度を高めること、協同組合の発展を促進すること、協同組合の発展を促進するための政策を定めるよう政府に働きかけることです。これらの目的に向かって現在、国内外で様々な取り組みがなされています。日本では2010年7月に2012年国際協同組合年全国実行委員会が結成されました。重要な計画案として、「協同組合憲章制定の働きかけ」があります。憲章づくりは、国民的な規模の運動をつくりあげる契機とするところに意義があります。国際協同組合年をたんにイベント開催で終わらせることなく協同組合運動発展の契機とすることが、肝要であります。

社会とは、生命を生み、育て、守るための生物の集合体であり、社会の一番大切なものは、いのちです。いのちを生み出し、育て、守り、そして次世代に受け継ぐことが、社会の一番重要な機能です。経済の役割は、いのちを生み、育て、守るために必要なものやサービスを提供することである。自由と平等のバランスのとれた社会運営を可能とするためには、人間関係の視点からすれば、自由な個人が平等な権利をもって連帯し協力しあえる社会の確立が求められます。コミュニティから生じる問題を解決するために、自ら活動するとともに、国家と営利企業に対して物を申せる立場にあり、また、「行政」と「企業」と「地域の民主的組織」の3者間の調整者として機能するために、協同組合は、最適な位置を占め、とりわけ、生協の役割は生産と消費のギャップを調整することが期待されています。