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第47回埼玉県消費者大会埼玉県第1回プレ学習会

時】
6月8日(水)10:00〜12:00
所】
浦和コミュニティーセンター第15集会室
【参加者】
141人

テーマ

世界で一番幸せな国

〜いまこそ知りたい!デンマークのくらしと医療福祉〜

講師 ベンツ・リンドブラッドさん

(元・デンマーク大使館参事官)

<要 旨>

○デンマークはどんな国

  • 面積は九州と同じ、人口550万人、平らかな土地で街を作りやすく、気候も良く住みやすい所で、国民と政治家の距離を保つにはちょうどいい国です。
  • デンマークの産業工業は農協を基にしており、経済には大切な存在。自給率は400%豚肉・海産物など多く輸出しています。スウェーデンとは近く、北欧5カ国は経済、社会福祉充実度が殆ど変わりません。デンマークの隣国との位置関係から、貿易産業は重要で、語学が発達しています。国土は全部が何かに使われているところが日本と違います。
  • デンマークでは女性も殆ど仕事をもっています。特に女性が労働市場に進出したのは戦後です。世界で一番仕事している国民といえそうですが、共働きをしないと生活はできませんが、それが良いかは疑問。女性も男性同様の高い給料ですが、税金が高いため、今労働者の要求条件はどちらかというと休暇を重視しています。共働きだと、高齢者福祉施設・システムや保育園が必要。それは市と国が100%保障していて95%の子どもが預けられています。給料の半分が税金。でも銀行に貯金する必要はあまりありません。働いた給料分は皆使えることで、経済はうまく回り社会は動きます。失業率は大体4.5%。消費税は25%と、ヨーロッパでも高い方です。それが一番高い福祉、教育システムを支えています。
  • 選挙の投票率は88〜90%の意識の高さ。しかし、市町が統合して拡大、若い人の政治への興味関心が薄れてきているともいえます。学校教育費は無料。大学も教科書代のみ負担。だから安心して出産出来ます。出生率約2.0%。国会議員の女性比率は40%。

○幸せな国といえども問題が

 健康調査の結果、表れた格差の問題は、富裕層と貧困層(それぞれ全体の4分の1)で寿命が10年も違うこと。原因は酒、煙草、生活習慣病、精神的病気。社会福祉費の中で医療費が最も大きく、総合病院等には予算を充て医師も充実していますが、地方は必ずしもそうではありません。低賃金では生活しにくく、教育の役割も果たせません。中東からの移民、宗教や言葉、家庭環境の違いが出てきています。優れた社会システムと思われていましたが、一部が豊かで健康に、一部はそうでないという格差が、いま問題になっています。

○デンマークのエネルギー政策

 世界で一番風力発電を作っています。‘73の中東戦争による原油高騰と原発の反対か ら、早くに風力発電に着手、そこに3万人が従事する大切な産業になっています。