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3.11を忘れない・・

みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

第4回 2013年12月5日

数千人規模で起きた人口流出

 震災後、沿岸部のまちでは2千人〜3千人規模で人口が流出しました。もともと人口減少が続いていた地域ですが、今回の震災で急激な人口流出が進み、地域復興の不安材料となっています。とくに、今後地域のコミュニティ再生や産業復活を担っていく若い世代の流出は、大きなダメージです。

 被災した市町では、それぞれ定住支援策を打ち出していますが、一度市町外に出て行った住民に戻ってきてもらうのは至難の業です。

 南三陸町も震災後約2千人の住民が町外へ転出しました。現在、一時的に流出は収まっていますが、南三陸町企画課の大森隆市係長は「今後も就労や子どもの進学などでまちを離れる人が出てくるのではないか」と懸念します。現在町外の仮設住宅で暮らす住民が「戻らない決断」をすれば人口減少はさらに加速します。

 「これほどの震災ですから復興の最終形がどうなるのか正直分かりません。嵩上げした土地に建物は建つのか、人は戻るのか、心配は尽きませんが、我々としては震災ですべて無くしたことを逆に機と捉え、今できることをやっていくしかありません」と大森係長は話をしてくれました。

 千年に一度の復興は難問山積の上、人口減少という、まちの活力を奪われる危機との闘いでもあるのです。

南三陸町企画課の大森さん。「震災前は1万7千人が住んでいました。現在住民基本台帳では1万5千人ほどですが、住民票を残して町外にいる方などを考慮すると実質1万人ほどじゃないかと思います」と人口実態について話します。 造成工事の進む志津川東地区。住居のほか、役場庁舎や志津川病院や総合ケアセンターなどが建設されます。

(情報提供/みやぎ生協)

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